PH9.0

20代の男の日々の雑記です。

三体

Netflixで三体を2話目まで見た。紅衛兵もその後、山奥の労働をさせられていたというのは驚きだった。さらに、主人公の父親を殺した少女と労働施設で再開する場面で、少女が未だに殺害を反省していないことが判明したシーンも心に残った。彼女は自分が信奉しそれのために人殺しまでした共産主義によって、今度は逆に、強制労働をさせられ腕まで失っていた。しかし、それでもなお、過去の殺人を正当化している。共産主義の洗脳が解けたなら当時の罪は反省して当然ではないだろうか?しかし彼女はそうではない。おそらく彼女は共産主義ではなく、金持ちや学識のある人間に対する僻みが先にあり、共産主義の名を借りて、殺人をしたのだろう。強制労働により腕も失ったことで、今では共産主義への忠誠心は失われたかもしれない。しかし、僻みの感情は残り続けているため、人殺しについては自己正当化できるのだろう。日本人は格差を許容する傾向が高いためこのような強い僻みは持ちにくいだろうと思う。一方、中国人には共産主義を剥がしても平等への執着が残るのだろう。